清津峡渓谷トンネル

昭和63年の落石以来、閉鎖されていた清津峡渓谷。雄大な清津峡の大自然をより安全に、より安心して鑑賞していただけるよう、1996年10月に「清津峡渓谷トンネル」 が誕生しました。全長は750m。3ヶ所の見晴所とトンネルの終点となるパノラマステーションからは、素晴らしい渓谷美を堪能することができます。また、トンネル内の所々には清津峡の四季や自然、成立ちをディスプレイやビデオで紹介するコーナーがあり、訪れる人を楽しませてくれます。

ご利用料金
個人でのご利用

大人(高校生以上)
600円
小・中学生
300円
未就学児
無料

※JAF優待制度有り(会員カードをご提示下さい)
※障がい者手帳所持者は無料(手帳かコピーをご提示下さい)

団体でのご利用(20人様以上)

大人(高校生以上)
550円 (1人)
小・中学生
250円 (1人)
未就学児
無料
清津峡渓谷トンネル施設案内
清津峡渓谷トンネル詳細

 全長    清津峡渓谷13km、渓谷トンネル750m
 標高    360m
 営業時間  8:30 ~ 17:00(受付は16:30で終了)
 所要時間  約40 〜 60分(往復1,500m)
 休業期間  1月中旬 〜 3下旬まで冬期臨時休業

渓谷トンネル建設の経緯

清津川に沿って、清津峡温泉から八木沢にぬける遊歩道(登山道)があり観光客の立入、通行が可能だったが、春先はなだれや残雪で通行不能、また大小の落石や土砂崩れが頻発し、大変危険な道だった。1988年(昭和63年)7月、落石が頭にあたり男性1名が亡くなるという事故が発生した。以来、通行の安全が保証できないということで、この歩道は通行はもちろん立ち入りも一切禁止となった。これにより、温泉街から奥に入ることができなくなり、もっとも柱状節理の渓谷美が見事な場所(屏風岩)を見ることができないという状態が続いた。地元や観光客から、せめて渓谷美だけでも見られるようにしてほしいという要望が多く、環境庁(国立公園担当)、文化庁(天然記念物担当)、新潟県などの関係機関と地元中里村との間で検討が始まった。そこで、

  1. 閉鎖した遊歩道の再開は不可能。
  2. 岩が崩れやすく安全な歩道の整備は困難。
  3. 国立公園内であり、外観を損なう大規模な人工物の建設は認められない。
  4. 国立公園とはひろく国民に利用されることが目的であり、観光資源としてもこのまま放置しておくことはできない。

などのことから、歩道の代替施設として、安全に通行でき外観を損ねない歩道トンネルの建設が決まった。新潟県の補助金をうけ、中里村が事業主体。総工費約20億円。平成4年に着工され、平成8年10月1日に清津峡渓谷トンネルとしてオープンした。閉鎖されてから8年ぶりに、清津峡の渓谷美がその一部ではあるが見られるようになった。川沿いの遊歩道は、現在も立ち入り禁止となっている。現在は山越えの登山道が整備されている。

昔(歩道を通れた頃)にくらべるとつまらないとか、トンネルが長くて見るところが少ない等々、不満の声もありますが、頭上(天候や落石)、足もと(段差や石など)を気にせず安全に鑑賞できる。ベビーカーや車椅子の利用ができる。などのことから、特に小さいお子様や、お年寄などの足の悪い方が御一緒の家族連れや、団体ツアーの業者様からは御好評をいただいております。また、山奥の冬の雪景色という珍しい光景が気軽に見られるという価値が認められつつあります。